虫歯の予防と再石灰化そして実際の治療について

2015/12/16

再石灰化

ガム・歯磨き粉のCM等で耳にした事がある方もいるのではないでしょうか。
歯の表面では常時脱灰と再石灰化という現象が繰り返し起きています。
歯の中では虫歯菌の働きにより、口の中が酸性化。
それにより、歯のエナメル質や象牙質がとかされ、リン酸やカルシウムが溶け出る現象を脱灰と言います。

これに対し、再石灰化とは唾液の働きによって口の中が酸性から中性に戻り、脱灰されたエナメル質や象牙質がリン酸やカルシウムを取り戻し、修復される現象を言います。
この進行速度が脱灰に追いつかなくり虫歯になります。
つまり、虫歯の初期段階では再石灰化の働きを強める事で歯医者で治療しなくても治す事が可能になります。

歯の再石灰化を促すためのもの3つ

「唾液」「キシリトールガム」「フッ素入り歯磨き粉」

唾液は再石灰化の主人公です。
就寝前の食事が虫歯を引き起こすのは就寝中には唾液が分泌ないため、再石灰化が行われないのが原因ともされてます。
また、キシリトールガム等を食べる事は唾液の分泌を促す事になるため、それも再石灰化に効果的です。
しかし、あくまでも再石灰化で回復できるのはほんのわずかの量です。
虫歯予防の本筋はあくまでも脱灰によって溶ける量を最小限に抑える事になります。
そのためには歯磨きをしっかり行う必要があるというのは言うまでもない事です。

予防もむなしく実際に虫歯になる

歯の治療は3つの段階に分かれます。
どのような治療が行われるのでしょうか。

まずは軽度の虫歯の場合。
フッ素を塗ったり、シーラントと呼ばれる詰め物で歯の溝を埋める事になります。
これ以上悪くならないように虫歯の進行を予防する治療を行います。

中度の虫歯治療の場合。
すでに歯に痛かったり、歯茎に腫れが出ているなど実際に自覚症状が出ているケースです。この場合には虫歯を削って詰め物をするというのが一般的な治療の流れになっています。詰め物にも銀色の金属を詰める、いわゆる銀歯やセラミックのような保険適応外のものを詰める場合もあります。

最後は最も虫歯が進行してしまったケース

もう歯を抜くしかありません。
神経を抜くなどで痛みを感じない状態にしたのちに抜歯を行う事になります。